WJBLが終了し、日本代表チームに先立ち、ロンドンオリンピック、リオ・デ・ジャネイロオリンピックで中心となる世代の選手育成を目的に平成22年度から新設される女子U-24日本代表チームが強化合宿が開始しました。女子U-24日本代表候補選手が招集され、選手たちは「キツいです」と言いながらも、しっかりと声を出して中川ヘッドコーチのバスケットを吸収しようとがんばっていました。
日本代表ヘッドコーチ専任となり1年が経過した中川ヘッドコーチに昨年の活動を通して感じたこと、そして新しいU-24日本代表の選考基準や今後の取り組みなどを伺いました。

- 中川文一ヘッドコーチ
[Q]日本代表ヘッドコーチ専任となって一年が経ちましたが、利点は何でしょうか?
中川HC:監督として集中できることは利点と言えば利点かも知れませんが、その分、責任が重くなります。ここで結果を出さないといけないことをひしひしと感じています。
[Q]逆にWJBLシーズン中、コート上にいれないことで寂しさを感じたりしませんでしたか?
中川HC:寂しかったです。シャンソンを率いた後に1年間ブランクはありましたが、40年以上ずっと監督として戦って来ましたからね。「なぜ私だけコート上にいないんだろう」と思うこともありました。
[Q]ロンドン、リオ・デ・ジャネイロオリンピックを見据えた世代を集めた強化合宿ですが、どのようなコンセプトで行ってますか?
中川HC:日本の進む道をこの世代の選手たちに教えていかなければいけないと思っています。世界と戦うために何が必要なのか、ということを教えています。
[Q]U-24日本代表のカテゴリー設定と選手選考の基準はどのように設定されたのですか?
中川HC:2016年リオ・デ・ジャネイロオリンピックを見据えたメンバーを集めました。この中から中心選手が出てくれることに期待しています。2012年ロンドンオリンピックはひとつの目標ですが、そこを最終目標のように設定してしまうと後が続きません。U-24のカテゴリーを新設し、先へつながる強化を日本代表と平行して行っていきます。
[Q]U-24の活動は国際大会等がありませんが、今後どのようなタイミングで集め、どのように強化されていくのでしょうか?
中川HC:まずはオーストラリア遠征(3/15〜25)を行います。また、7月のジョーンズカップにはこのU-24日本代表で参戦する予定です。昨年は日本代表とジョーンズカップ代表の両方に出場する選手がいましたが、今年は分けて強化していく予定です。
[Q]オーストラリア遠征はどのような強化を予定されていますか?
中川HC:U-17オーストラリア代表と3ゲーム、AIS(オーストラリア国立スポーツ研究所)のクラブチームと2ゲームを行う予定です。AISは日本の味の素ナショナルトレーニングセンターと同じように、宿泊施設と体育館等の設備が併設された場所で、キャンプをするにはとても良い場所です。オーストラリアは時差も無いですし、快く受け入れてくれます。
[Q]オーストラリアはFIBAランキング3位の強豪国ですが、やはりU-17でも手強い相手なのでしょうか?
中川HC:強いです。オーストラリア代表は2008年の北京オリンピックでは準優勝、2006年の世界選手権は優勝しています。若い世代とは言え、手強いです。
[Q]中川ヘッドコーチが昨年掲げた「走ること」「リバウンドの徹底」「シューティング」は選手たちの意識にすり込まれたと思いますが、「センター陣のフォワード化」はアジア選手権中に「うまくいかない」とも仰ってました。今年の世界選手権やロンドンへ向けて、その点は再構築されるのでしょうか?
中川HC:センター陣のフォワード化はできると思っています。ただし、ロンドンオリンピックまでに安定感ある武器になるかというと難しい部分もあります。しかし、今の若い選手たちはいろんな個人技を持っています。このU-24日本代表強化合宿でもセンター陣が積極的に3Pシュートを打ったりと、意識は変わってきています。可能性はありますので、その点の強化も行っていきます。





































