女子が銅メダルを手中に収めた後に行われた男子の「第5回東アジア競技大会」最終戦。女子の勝利に続くべく臨んだ中国との3位決定戦。気迫溢れるプレイの連続で、高さで勝る中国を圧倒。日本が見事に中国を破って、女子と一緒に銅メダル獲得を決めました。
日本代表全13名で戦ったこの戦い。そう、ロッカールームにはケガで来られなかった井上選手も含めた全選手の写真を掲げてモチベーションを上げ、そして女子の声援を背に、日本代表一丸となって勝ち取った勝利となりました。
試合後、小野ヘッドコーチ、菊地選手、竹内譲次選手に今日の試合と今大会を振り返っていただきました。

- 男子日本代表:小野秀二ヘッドコーチ
準決勝(vsチャイニーズ・タイペイ)が非常に残念な結果でした。翌々日の練習の時、選手たちは元気がありませんでした。終わったことはしょうがないことですし、切り替えないといけません。昨日のミーティング時には、「我々は何をしにここに来てるんだ」と選手たちに投げかけたところ、みんなから前向きな答えが返って来て、今日はその通りのことをコート上で示してくれました。苦しいところでがんばれたことを褒めてあげたいです。選手たちには本当にありがとうって言いたいです。
今大会を通じて我々がやってきたディフェンスが通用したことは大きな収穫でした。今日は71点獲られましたが、上位チームと対戦した試合を60点台に抑えられましたので、日本のディフェンス力が証明されたと思います。
このメンバーが近い将来、確実に主力になると選手たちには言っています。この大会を経験し、勝って終えられたということで、明るい光が見えたなと思っています。僕自身のバスケット感もそうですし、代表チームの将来に対してもそうですが、何か明るい光が見えてきたと僕は感じています。

#5 菊地祥平選手(東芝ブレイブサンダース)
これまでの国際大会を経験してきた中で、ユニバの時も3位決定戦で敗れてますし、これまでメダルを獲ったことがありませんでした。ユニバの時のメンバーが揃っているので、「どうしてもメダルが欲しい」とみんなで話し、「この試合だけは絶対に勝とう」と強い気持ちで挑みました。
国際経験があまりない若いメンバーで挑みましたが、それを理由に負けても良いということはなく、その中でも結果を出さなければいけないと常に思っていました。残念ながら決勝には行けませんでしたが、3位でメダルを獲ったという結果を残せたことはチームとして大きいです。個人的には世界の壁を感じましたね。他のチームのエース級と戦って、「まだまだだな」と思い知らされた大会でした。国内と国外で通用するプレイが違うという話は聞いていましたので、それを中国という強いチームを相手に試せたことは自分にとって良い経験でした。自分が伸ばさないといけない点も確認できたのはすごく大きかったです。
(アウェーの雰囲気は?)
ここまでハッキリと会場全体を敵に回すとは思いませんでした。逆に、絶対に負けたくない、倒してシーンとさせてやるっていう気持ちが沸いてきました。でも、なんか今日の試合はすごく長く感じました。
大会が始まった頃は自分のプレイを試すことに終始していましたが、今はできることとできないことがハッキリしてきましたので、できることを伸ばして行き、できなかった部分はこれから日本でしっかりとできるようにして、また日本代表に呼ばれたら今大会のように結果を残せるようにしたいです。
このメンバーはユニバの時からの長い付き合いになると思っていました。そしてこの大会で再び集まり、今後もこのメンバーと一緒に戦える機会があればうれしいです。

#15 竹内譲次選手(日立サンロッカーズ)
結果はうれしいですが、リバウンドを相手に獲られてしまいましたので、傲慢かもしれませんが心から喜べるような結果ではありませんでした。しっかり一本目からリバウンドを獲っていれば、もっと楽な試合になったと思います。ちょっと悔いが残る試合でした。
今大会は攻撃の起点になろうと臨んでいました。菊地もすごく良いパフォーマンスをしてくれましたし、この試合は本当にチーム一丸となってオフェンスも機能したし、ディフェンスでも大会を通じて抑えることができました。常に相手より運動量を豊富にしたことで、日本のバスケットのあるべき姿を見せることができたと思います。
若いメンバーで金色ではありませんでしたが、銅メダルを獲れて、今後もこのメンバーで継続して強化していきたいという思いはあります。
(大会前、これまでとは違う何かを見せたいと語っていましたが、それはできましたか?)
準決勝のチャイニーズ・タイペイ戦では12点ビハインドから逆転まで持って行けたという「戦う姿勢」を見せることができたのは、天津でのアジア選手権とは違うところだと思います。ただし、勝てなかったという結果が全てですので、それをしっかりと受け止めて、あの敗戦から得たものを今後に生かしていきたいです。

